血管造影
血管造影のようす  直径2mm前後のカテーテル(細い管)を、動脈や静脈に挿入して,目的とする血管に進めてその血管を撮影する検査です。
 この場合カテーテルから造影剤を注入して血管がエックス線写真に写るようにします。
  血管造影の目的は?
 
  • 血管自体の病変の診断
    1)内腔が狭くなっている場合(狭窄)
    2)詰まっている場合(閉塞)
    3)拡張している場合(動脈瘤)
    4)血管壁が破れて出血が起こってる場合
  • がんなどの悪性腫瘍の鑑別診断
  • 治 療
  血管のX線写真
脳血管 腹部血管 腹部大動脈
  脳血管    腹部(肝臓の血管)   腹部大動脈
   
  カテーテル治療とは?
 

血管撮影の手技を利用して,種々の病気を治療する方法です。

-どんな治療がありますか?-

  • 血管の狭い部分を拡げる
  • 血管の閉塞している部分を開通させる
  • がんなどの悪性腫瘍を治療するため抗がん剤を注入する
  • 腫瘍を栄養している血管を遮断する
   
冠動脈(心臓)の治療
 PTCA前の冠動脈      風船療法
   PTCA(治療)前  バルーンによる狭窄血管の拡張
     ステント留置
     PTCA(治療)後   ステント留置による狭窄血管の拡張

画像検査について