みなさまへ
   
何度もエックス線検査を受けていますが、大丈夫ですか?
大丈夫です。

 病気の診断・治療をするためにはエックス線検査は大事な検査です。1回に受ける放射線の量はごくわずかですので心配いりません。また,人には回復現象(細胞や組織には,放射線による損傷を修復する能力)があります。

 
毎年、胃や胸部の集団検診を受けていますが、大丈夫ですか?
毎年受けても,心配ありません。
 生活習慣病は,早期発見すれば100%近く治癒することも可能です。そのためにも40才過ぎたら,年に1回毎年定期的に繰り返し受診することで早期発見に役立ちます。集団検診での放射線量は,胸部で約0.3ミリシーベルト,胃で約4ミリシーベルトであり,無視できる放射線量です。集団検診は病気の早期発見・予防の立場から重要な検査であり,心配せず積極的に受診してください。
  早期発見と予防
エックス線検査を受けるとガンになるのでは?
エックス線検査ではガンの心配はありません。
 人体が大量に受けて白血病やガンになる放射線量は,一度に200ミリシーベルトを越える量です。この放射線量以下では人体にガンが発生したという確証はありません。
 
  病院で使用されるエックス線検査の放射線量は,胸部のエックス線写真1枚で約0.1ミリシーベルトの量です。約2,000回検査を受けないと200ミリシーベルトになりません。
 下の表の放射線検査での被ばく線量を参考にされると,病院での検査時の被ばく量がいかに少ないかお分かりになると思います。
病院における
放射線検査の被ばく線量

(単位:ミリシーベルト)
歯 科 2~3
胸 部 0.2以下
胃透視 15以下
腰 椎 3以下
X線CT 20以下


画像検査について