安全に用いられている医療放射線
 医療被ばくについて  
  医療に使われる放射線と自然放射線の性質は,全く同じです。放射線による診療は,患者さんに明らかな利益をもたらす場合に行われます。
 放射線診断に伴う患者さんの被ばく線量は,放射線の影響が発生する可能性のある線量に比べて低く,放射線の影響を心配する必要はほとんどありません。
 医療被ばくの三つの原則  
  医療被ばくに関しては,線量の制限はありませんが,国際放射線防護委員会(ICRP)の数多くの知識に基づいた放射線防護の三つの原則に基づいて行っています。
 1.正当化・・・・・・・   放射線被ばくを伴う医療行為は,患者さんまたは社会にとって,明らかにプラスの利益を生むものでなければ,採用してはいけない。
 また,代替手技の採用の可能性について検討する。

 2.最適化・・・・・・・   放射線を使う正当な理由がある場合でも,被ばく線量は合理的に達成できる限り低く制限しなければいけない。

 3.線量限度・・・・・   放射線を扱う職業人や一般公衆の被ばくを,勧告した線量以下に抑えなければいけない。
   
   人体に放射線を照射して良いのは,診療放射線技師または医師,歯科医師のみです。
   

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